自然と戯れる!!

北海道の自然を誰よりも満喫してる(自称)管理人の備忘録。寝坊しがち。

釣り人生で1番の魚

前回の最後に予告した通り、今回は人生初めてのルアー釣りで虹鱒61センチを釣り上げたお話。自分の中では1番記憶に残ってる魚である。

文章下手くそなので、孫の作文を見るおじいちゃんのような暖かい目で読んで下さいね。笑

 

四年前の秋、まだ大学1年生の頃、毎週のように余市川上流に行っては3.6mの延べ竿に5号ヤマメ針、餌は現地調達のバッタとミミズと川虫で岩魚と虹鱒と山女魚を釣って遊んでた。その時は30センチ位の魚が釣れたら大興奮していた。

いつものように落合ダム下の通称 "釣り堀" で岩魚と虹鱒を10匹ほど釣り、新規開拓しようと移動、2m程背丈のある藪の中をひたすらに漕ぎ、30分かけていかにも釣れそうなポイントを見つけた。

 

そこで竿を出すと良い型の20〜30センチ位の山女魚と虹鱒がコンスタントに釣れて、2時間くらい同じポイントでやったあと、10m程下ったところにドン深のポイントを見つけた。試しにそこで餌を流すとガツガツッと当たりがあった後、決まって糸を切られる。

その日はその得体の知れない魚の姿を見ることなく、日が暮れ、終釣。

 

次の週その得体の知れぬ魚を絶対釣ってやるぞ、とヤマメ針5号からランクアップのニジマス針7号を持っていざ出陣!

いつものように "釣り堀" で晩のおかずをを確保した後、30分藪を漕いでポイントへ。

その日はバッタが多く、魚も活性高めの印象だったのでガン玉を軽めにセット。先週糸を切られた、大淵への流れ込みの上層に餌をフラフラさせる。

全く当たりがない。それでも、餌が弱ったら付け替えて流すを繰り返して約1時間、ガツガツッ…ヒット!

 

ブチッ………

 

ファイト時間3秒。

でも前回よりは耐えた。笑

その日もそこで夕暮れ。終釣。

 

「俺にはあいつを釣り上げる術は無いのか」

うなだれて帰宅。

 

次の週、心がポッキリ折れて古平川河口に鮭釣りへ。

なんとか雄鮭1匹ゲットし、テンションMAX!!!

ポッキリ折れていた心もガムテープで補強された程度に回復。笑

ダメもとで余市川上流へ。

その道中の川で良さげなポイントを発見。しかし1匹も釣れず車に戻る途中、魚の形をしたプラスチック製の物を発見した。

「これが噂のルアーってやつか。」

 

その時は

「餌もつけないもので魚など釣れるはずがない。そんなもの都市伝説だ。」

と本気で思っていた。

だが、ものは試しと

そのルアーなるものを使ってみよう、釣れなかったら都市伝説が立証できたということでいいじゃないか、と使ってみることに。

しかし、渓流ルアー竿なんて持っていなかったので、朝に使ったゴッツイ竿にPE1.5号、ショックリーダー30lbの鮭釣りセットと45ミリのちっちゃいルアーを持って藪を漕ぎあのポイントへ。

無駄にでかい竿を持っていったもんだから、いつもの1.5倍くらいの時間をかけてポイントに到着。汗だくのまま、鮭釣りタックルに渓流用チビルアーを付けてキャスト...などルアーが軽くてできる訳もなく、上流から流心に落としてあの魚がいそうなポイントまで流した。放置。笑

初めてルアーを使った為、アクションさせるということを知らなかったのだ。

放置して10分くらいはたっただろうか。

「ほらみたことか、餌も付けないで魚が食いつく訳がないだろ!!」

と、半ばキレ気味に回収にとりかかる。

 

ん。。。根掛かりした。

 

グンッ.....

 

ん?この根掛かり動くな。

 

グンッ...グンッ

 

さてはビニールかなんかに引っかかったな。

 

グンッ...グ...

ゴゴゴゴゴゴンッッッ!!!!!!

 

おお?おおおおおおおおーーーー!

魚だぁぁぁあぁああぁぁぁ!!!

 

そこからは興奮しすぎてなんとなくしか覚えていないが、鮭釣りタックルのおかげですんなり岸まで上がってきた。

そして、浅瀬に入ったところでフックが外れる!!

竿を放り投げ、浅瀬で暴れまわってる魚に飛びつく!

エラに手を突っ込み、持ち上げ、岸まで大遠投!!!

届いた!!

 

やった、ついにやったんだ。

 

嬉しすぎて

「うおぉぉおおおおいいいえおぉぉぉぉいぇぇぇぇぇぇい!!!」

山奥で1人で叫びまくりました。笑

 

興奮冷めやらぬまま記念撮影。

 

パシャ

 


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本当に美人な、体高のある虹鱒61センチでした。

 

パシャ

 

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何回も撮り直した1枚。笑

 

上手い言葉が見つかりませんが本当に、その美しさに感動しました。

そして、帰って食べてみると渓流魚とは思えないほど脂ノリノリで美味しかったです。

 

後々調べると使ったルアーはリュウキ45sだった。それから渓流に行く時はいつでもリュウキ45sがルアーケースの中に入っている。

 

あれから約4年経ち、

渓流ルアーのアクションのかけ方も

アワセも僅かながら上手くなったはずだ。

だが、未だに大きさも、綺麗さも、初めてルアーで釣ったこの虹鱒を超える魚には出会えていない。

 

いつかこれ以上の虹鱒を釣ってみたいなぁーーー!!!